台湾の総統選挙は立法委員選挙と異なり与野党伯仲!【チャンネル桜】

「日本文化チャンネル桜」の討論番組で立法委員選挙と総統選挙を分析

 昨夜、日本文化チャンネル桜が(CS放送)「台湾は日本の生命線か? ─中台の行方
と日本」をテーマに、井上和彦(軍事ジャーナリスト)、加瀬英明(外交評論家)、黄
文雄(作家・評論家)、佐藤守(軍事評論家・元空将)、張茂森(自由時報・東京支局
長)、永山英樹(台湾研究フォーラム会長)、宮崎正弘(作家・評論家)、柚原正敬(
日本李登輝友の会常務理事・事務局長)の8氏により、3時間にわたって人気番組「日本
よ、今…闘論!倒論!討論!」を放送した。司会は水島総・日本文化チャンネル桜代表。

 先の立法委員選挙については、出演者からそれぞれ小選挙区制、投票率、5%ルール、
1票の格差などの問題点が指摘された。

 大勝した中国国民党議員の70人は本省人で11人が外省人という報告(宮崎氏)もあり、
また、中国国民党は3分の2以上の議席を獲得して総統罷免案を発議できるようになった
が、もし3月の総統選挙で民進党の謝長廷候補が勝って総統に就いた場合、総統を罷免で
きたとしても、再び総統選挙を行わなければならず、その場合、必ずしも中国国民党候
補が勝つということはないので、この罷免権はなかなか使えないだろうとの見方が優勢
だった。

 総統選挙については、投票率も上がり、今度は政党対決となるので、地方のボスを選
ぶ地域密着型の立法委員選挙と違って伯仲するという見方が大勢だった。

 中国国民党や民進党の対中、対米、対日政策などについても議論され、間もなくバブ
ルがはじけようとしている中国を目の当りにすれば、台湾経済の中国進出もストップす
るだろうという見方(黄氏)も提示された。

 中国は武力ではなく合法的な台湾侵略を企てているので、アメリカも日本も、安全保
障上の日米台連携を強化し、日本は「生命線」としての台湾のWHOや国連加盟を積極
的に支持すべきという意見が大勢を占めた。

 なお、昨日は台湾駐日代表処の許世楷大使が日本記者クラブで記者会見し、中国国民
党が圧勝した立法委員選挙の結果が3月の総統選に反映されるとは限らないとの見方を
示し、日本文化チャンネル桜に出演した方々の見方とほぼ同じだったようだ。

 下記にMSN産経ニュースの記事を紹介したい。           (編集部)


台湾総統選では別の結果も
【1月19日 MSN産経ニュース】

 台湾の駐日代表である台北駐日経済文化代表処の許世楷代表は1日、都内の日本記者ク
ラブで記者会見し、3月の台湾総統選について「(浮動票が増え)投票率が上がること
が予想される」と述べ、野党国民党が勝利した立法院(国会)選挙の結果が総統選にそ
のまま反映されないだろうとの見方を示した。

 許代表は、今回の立法院選挙の投票率は58%で、総統選の投票率は通例80%になると
指摘、「民主進歩党(民進党)にとって総統選では組織票以外の票の獲得が課題になる」
と話した。

 選挙では、外交面を中心に主張した民進党に対し、国民党は内政問題や経済問題を重
点に政策を訴えたため勝利したと分析した。(共同)