台湾に新内閣スタート…来春の総統選での政権維持めざす

【5月22日 読売新聞】

 【台北=石井利尚】台湾の張俊雄・行政院長(首相に相当)(69)が率いる新行政院
(内閣)が21日、発足した。

 来年5月20日まで任期1年を切った陳水扁総統(56)は、新体制で来春の総統選での
民進党政権維持を目指す意向だが、対中穏健派の謝長廷・同党総統候補(61)との間で
対中政策をどう調整し、実行していくかが焦点となる。

 新内閣では、副院長(副首相)に、邱義仁・総統府秘書長(57)、国防部長(国防相)
に李天羽・前参謀総長(60)がそれぞれ就任したほかは、主要閣僚は留任した。邱氏は、
陳総統の選挙戦を指揮した参謀で、対中、対米外交を切り盛りする陳総統の懐刀。



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