台湾で日本時代の土俵“復活” アマ選手が取組を披露

4年前の2013年5月27日、相撲道場を開くため、台北・天母野球場の一角に台湾初の常設土俵が設けられた。主催は中華民国相撲協会(李明峻・理事長)。

 この相撲協会などの尽力により9月17日、桃園市大渓に日本統治時代の相撲の土俵が復元されたという。産経新聞が伝えているので下記にご紹介したい。

 そもそもこの土俵は、1912年(明治45年)に旧地名を冠した「大●■(たいこかん)公園」として竣工し、1920年(大正9年)に「大渓公園」と改称した公園内の大渓神社に隣接する一角にあった。戦後、大渓公園は中正公園と名称を変え、相撲場は潰されて円形の池となったものの、2006年に池が埋め立てられ、野外演劇場へと生まれ変わり、円形の舞台と観客席がもともとの土俵の面影を残していた。(●=山の下に科、■=山の下に坎)

 ちなみに、朝日新聞もこのことを伝え、台湾の相撲協会について「協会には約500人が登録し、世界大会にも出場。相撲専門ではなく、柔道やレスリングなどの競技者が多いという。普段はビニールマットなどの上で練習することが多く、土俵の復活は長い間の念願だった」と伝えるとともに、「17歳の時に日本の相撲部屋に入門した『栄華山』という元力士。幕下で引退して台湾に戻り、後輩を指導している」というコーチの曽志民氏の談話も紹介している。

 ただし「台湾に植民地時代の相撲場復活」という見出しを付し、本文の冒頭から「日本の植民地時代に造られ、第2次大戦後に撤去された台湾の相撲場」と書き起こすなど、歴史認識をミスリードする記事となっている。日本は台湾を「植民地」と規定したことはない。産経新聞のように「日本統治時代」とか「日本時代」と表記すればよいだけのことで、バイアスのかかった戦後史観で台湾を紹介することは読者をミスリードしかねない。

◆台湾で唯一面影を残す日本時代の相撲場を復元へ[本会ホームページ:2015年12月22日] http://www.ritouki.jp/index.php/info/20151222/

—————————————————————————————–台湾で日本時代の土俵“復活” アマ選手が取組を披露【産経新聞:2017年9月17日】http://news.livedoor.com/article/detail/13625793/

 【大渓=田中靖人】台湾北西部・桃園市大渓で、日本統治時代の相撲の土俵が復元され17日、披露式が行われた。

 復元されたのは「大渓神社」のそばにあった土俵。神社は戦後、中国国民党の統治下で公園となり、土俵は噴水池となっていた。公園再整備の一環で、台湾で力士のキャラクターで広告をしている空調大手、ダイキン工業の代理店が費用を負担し、戦前になかった日本風の屋根も建設した。

 この日は交通部(国土交通省に相当)観光局の局長や桃園市の市長らがテープカットを行った後、アマチュアの選手が相撲の取組を披露した。

 桃園市では、来年7月に世界相撲選手権大会が開かれる。台湾の相撲協会の李明峻理事長は「相撲は戦後台湾では“消されたスポーツ”だったが、今や国際スポーツとして世界中に広まりつつある。台湾もその中で重要な役割を果たしたい」と話した。


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