【訃報】椎名素夫氏が逝去

今朝の報道によりますと、3月16日に椎名素夫氏がお亡くなりになったそうです。本会設
立時には発起人をお引き受けいただき、設立以来、会員としても多大なご助力をいただき
ました。

 また、平成16年12月末の李登輝前総統来日を実現された功労者のお一人でした。台湾と
の安全保障体制関係の構築がようやく本格化する中、本当に惜しまれます。謹んで哀悼の
意を表しご冥福をお祈り申し上げます。

 なお、後藤新平とは縁戚関係にある椎名家ですが、日本が中国政府と国交を正常化した
とき、即ち日台が断交した年、自民党副総裁だったご尊父で、後藤新平の甥にあたる椎名
悦三郎氏は「台湾住民の意思を尊重しながら助成いくというのが日本としての基本的な考
え方であるべきだ」との考えの下、「首相特使」として訪台しています。日台断交後も、
民間による交流が円滑に維持されたのは、ひとえに信義を守った椎名特使の誠実な対応だ
ったと言われています。                         (編集部)


無所属の会代表・元参院議員 椎名素夫氏死去
【3月24日 産経新聞】

 知米派として知られ、「無所属の会」代表などを務めた元参院議員、椎名素夫(しいな・
もとお)氏が16日、肺炎のため死去していたことが分かった。76歳。東京都出身。葬儀は
近親者で済ませた。後日、「偲(しの)ぶ会」を開く予定。喪主は妻の秀子(ひでこ)さ
ん。
 名古屋大理学部卒。電源開発に入社し、米国立アルゴンヌ原子力研究所に留学。帰国後
に計測器製造会社を設立、国際経済政策調査会理事長を経て、昭和54年、衆院選で自民党
から旧岩手2区に出馬し初当選。当選4回。党国際局長などを務め、平成4年の参院選で
くら替え出馬し当選。11年末、無所属の会に参加。参院当選2回。16年、政界を引退した
。昭和60年代の航空自衛隊の次期支援戦闘機(FSX)開発をめぐる日米交渉に議員の立
場で奔走。父は故椎名悦三郎元自民党副総裁。



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