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台湾で神になった日本人  藤井 厳喜(拓殖大学日本文化研究所客員教授)

台湾には神様として祀られる日本人が少なくない。国際問題アナリストで本会理事でもある藤井
厳喜(ふじい・げんき)氏が「飛虎(ひこ)将軍」こと杉浦茂峯(すぎうら・しげみね)海軍兵曹
長や「義愛公」として慕われている森川清治郎(もりかわ・せいじろう)巡査を取り上げ、なぜ神
様として祀られるようになったかを「夕刊フジ」で紹介している。

 杉浦、森川以外にも、大東亜戦争末期に部下の台湾籍日本兵命を自らの死をもって救った廣枝音
右衛門(ひろえだ・おとうえもん)海軍巡査隊大隊長、芝山巌学堂で台湾人子弟の教育に当たるも
匪賊によって非命に斃れた楫取道明など「六士先生」、白団団長として国府軍の再建に尽くした富
田直亮(とみた・なおすけ)陸軍少将など数え上げれば切がないほどだ。

 その意味では、奇美実業創業者の許文龍氏が制作した胸像の日本人(後藤新平、新渡戸稲造、浜
野弥四郎、鳥居信平、八田與一、磯永吉、末永仁、新井耕吉郎、羽鳥又男)もまた、台湾で神様に
なったと言えるかもしれない。

 人物ばかりではない。日本の軍艦を「神艦」として祀る紅毛港保安堂や和服姿の日本人形をご神
体として祀る霊聖堂などもある。

 ちなみに、5月8日から12日にかけて実施予定の第21回「日本李登輝学校台湾研修団」(略称:李
登輝学校研修団)では「台湾で神様になった日本人」をテーマに野外視察を考えている。近々、会
員の方々には郵送で案内することになっている。

 日本と台湾の絆をより強く感じさせてくれるのが「台湾で神になった日本人」だ。台湾の人々の
思いが、そこに凝縮されている。


藤井厳喜 台湾で神になった日本人─漁民に寄り添い自決した巡査
【夕刊フジ「世界を感動させた日本」:2014年2月25日】

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140225/dms1402250719000-n1.htm
写真:」「義愛公」と慕われる森川巡査の像

 なぜ、世界には多くの親日国があるのか。それは、日本人が外国に大いに貢献したため、恩義を
受けた諸国が自然に日本人と日本に好感を持つようになったからである。まず、世界一の親日国・
台湾から話を始めよう。

◆飛虎将軍廟の杉浦茂峯・海軍兵曹長

 台湾に貢献した日本人といえば、戦前・台南の平野に烏山頭ダムと農業用水路を造り上げた水利
技術者、八田與一(はった・よいち)が有名だが、他にも忘れてはならない人たちがいる。台湾に
尽くし、台湾で「神様」として祀られている日本人がいるのだ。

 台南にある「鎮安堂・飛虎将軍廟」には日本の戦闘機乗組員3人が神様になっている。飛虎とは
戦闘機のことで、飛虎将軍と呼ばれているのは杉浦茂峰・海軍兵曹長だ。

 先の大戦中の昭和19(1944)年10月12日、米機動部隊から発進したグラマン機などによる台湾総
攻撃があった。高雄などの航空隊が迎撃に出撃し、当時、日本だった台湾上空で激しい空中戦が行
われた。

 わが軍劣勢のなか、台湾を守るために敵機に体当たりした零戦があった。杉浦兵曹長の零戦で
あった。この遺体と、他の氏名不詳の日本軍人2人の遺体が、当時17歳だった呉省事氏の畑に墜落
した。呉氏はその勇猛さに感動して、自分の土地に廟を建て、毎日お祈りを欠かさなかった。

 やがて、「お詣りすると願いがかなう」と評判になり、廟の人気は急上昇した。93年には3つの
神像が建立され、これを新しい廟に祀ったところ、さらに信者が増えた。廟では毎日、「君が代」
が斉唱され、夕方には「海ゆかば」が歌われている。線香の煙が絶えることはないという。

◆富安宮の「義愛公」森川清治郎巡査

 もう1人の「神様」は、警察官の森川清治郎巡査である。

 森川巡査は明治30(1897)年、37歳で台湾に赴任し、今の嘉義県の副瀬村という漁村に着任し
た。治安の維持だけでなく、派出所の隣に無料の寺子屋を設け、住民の教育や福祉にも尽力する人
格者であった。

 ある日、台湾総督府は漁業税という新税を制定した。これに対し、森川巡査は「貧しい漁民たち
は、とてもこの新税は納めきれない」と、税の減免を願い出た。徴税も当時の警察官の職務の1つ
であり、漁民たちの厳しい暮らしぶりを知っていたからである。

 森川巡査の願い出は拒否されただけでなく、懲戒処分を受けてしまう。巡査は抗議の自決を遂げ
る。明治35(1902)年のことだ。村民たちは、彼らを守らんとして一命を犠牲にした森川巡査のこ
とを慕い、ずっと語り継いでいた。

 21年後の大正12(1923)年、副瀬村でコレラなどの伝染病が大流行した。この時、森川巡査の霊
が村長の夢枕に立ち、対策を教えた。その対策を講じると伝染病は収まったという。

 村人たちは「森川巡査が死後も自分たちを守ってくれている」と心から感謝し、神像を作り、
「義愛公」の尊称を与えて、地元の富安宮という廟に祀った。義愛公の神像は複数作られ、各地に
貸し出されるほどの人気だという。

■藤井厳喜(ふじい・げんき) 国際政治学者。
 1952年、東京都生まれ。早大政経学部卒業後、米ハーバード大学大学院で政治学博士課程を修
 了。ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員などを経て帰国。テレビやラジ
 オで活躍する一方、銀行や証券会社の顧問、明治大学などで教鞭をとる。現在、拓殖大学客員教
 授。近著に「米中新冷戦、どうする日本」(PHP研究所)、「アングラマネー タックスヘイ
 ブンから見た世界経済入門」(幻冬舎新書)


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